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斎藤
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さいとう
ふりがな文庫
“
斎藤
(
さいとう
)” の例文
旧字:
齋藤
……最初あれに気づいたのは、ある晩、ベッドの中で、
斎藤
(
さいとう
)
と抱きあって、頬と頬をくっつけて、そして、斎藤がいつものように泣いていた時よ。
断崖
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
お前も知ってるだろう、早船の
斎藤
(
さいとう
)
よ、あの人にはお前も一度ぐらい逢った事があろう、お互いに何もかも知れきってる間だから、
誠
(
まこと
)
に
苦
(
く
)
なしだ。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
も少し
経
(
た
)
ったら、演劇の勉強も本格的にはじめるつもりだ。兄さんは、まず、演劇のいい先生に紹介してあげると言っている。
斎藤
(
さいとう
)
氏の事かも知れない。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ある日、わたしは
斎藤
(
さいとう
)
さんとむかいあってすわっていました。斎藤さんは号を
緑雨
(
りょくう
)
といい、別に
正直正太夫
(
しょうじきしょうだゆう
)
ともいって、筆とり物を書く上ではわたしたちの先輩にあたりました。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
たとへば
斎藤
(
さいとう
)
氏や
北原
(
きたはら
)
氏の歌は前人の少しも盛らなかつた感情を盛つてゐる筈である。
又一説?
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
やがて現はれたるものを見れば文学雑誌はその名を『文芸界』と称し
佐々醒雪
(
さっさせいせつ
)
を主筆に
平尾
(
ひらお
)
不孤
(
ふこ
)
草村
(
くさむら
)
北星
(
ほくせい
)
斎藤
(
さいとう
)
弔花
(
ちょうか
)
の諸子を編輯員とし巻首にはたしか
広津柳浪
(
ひろつりゅうろう
)
泉鏡花
(
いずみきょうか
)
らの新作を掲げたり。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
どこへ行くねってまたきいたらば、
更木
(
さらき
)
の
斎藤
(
さいとう
)
へ行くよと言った。岸についたら子供はもういず、おらは
小屋
(
こや
)
の入口にこしかけていた。
夢
(
ゆめ
)
だかなんだかわからない。けれどもきっと本当だ。
ざしき童子のはなし
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
どうです
斎藤
(
さいとう
)
君
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「そうですよ。制服が二人に私服が二人だった。中に警部補がいてね、
斎藤
(
さいとう
)
という名刺をくれましたよ」
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
同じ
級
(
クラス
)
のお友だちは、みなひじょうにおどろいて、泰二君の身のうえを心配しましたが、中にも胸をさわがせたのは、
大野
(
おおの
)
君、
斎藤
(
さいとう
)
君、
上村
(
かみむら
)
君という三人の少年探偵団員でした。
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
畑柳家には、
執事
(
しつじ
)
の様な役目を勤めている、
斎藤
(
さいとう
)
という老人がいたのだけれど、あいにく不在の為に、三谷が代って、警察へ電話を掛け、事情を告げて、茂少年の捜索を依頼した。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「早くから起して済みません。明智さんいらっしゃるでしょう。大至急御知らせしたいことがあるのです。まだ
御寝
(
おやす
)
みでしょうけれど、一寸起してくれませんか。僕?
斎藤
(
さいとう
)
ですよ」
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
無意味な世間話が
何時
(
いつ
)
の間にか懐旧談に入って行った。客の
斎藤
(
さいとう
)
氏は青島役の実戦談を語り始めていた。部屋のあるじの
井原
(
いはら
)
氏は火鉢に軽く手を
翳
(
かざ
)
しながら、黙ってその
血腥
(
ちなまぐさ
)
い話に聞入っていた。
二癈人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
“斎藤”で始まる語句
斎藤緑雨
斎藤茂吉
斎藤道三
斎藤義龍
斎藤掃部助
斎藤弥九郎
斎藤実
斎藤勇
斎藤与里
斎藤彦麿