文面ぶんめん)” の例文
さるころはがきにて處用しよようと申こしたる文面ぶんめんおとことほりにて名書ながきも六ざうぶんなりしかど、手跡しゆせき大分だいぶあがりてよげにりしと父親ちゝおやまんより
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うちあに作藏は當時たうじ江戸麹町三丁目にて村井長庵といひ立派りつぱなる醫者いしやに成て居るとの由ゆゑ出府しゆつぷして兄の長庵に委細ゐさいはなたのまんものと委敷くはしく手紙てがみしたゝめて長庵方へおくりける其文面ぶんめんいは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)