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拝啓
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はいけい
ふりがな文庫
“
拝啓
(
はいけい
)” の例文
旧字:
拜啓
役人溜りでは、
夜詰
(
よづめ
)
の同心がちょうど手紙を書きだしたところで、
巻紙
(
まきがみ
)
に「
拝啓
(
はいけい
)
、
陳者
(
のぶれば
)
……」と書きかけ、その
硯
(
すずり
)
の水もまだ乾いていない……
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
拝啓
(
はいけい
)
仕候
(
つかまつりそうろう
)
。
陳
(
のぶれ
)
ば過日
瘠我慢之説
(
やせがまんのせつ
)
と題したる
草稿
(
そうこう
)
一冊を
呈
(
てい
)
し候。
或
(
あるい
)
は御一読も
被成下
(
なしくだされ
)
候哉
(
そうろうや
)
。
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
拝啓
(
はいけい
)
、先生の御病気はいかがですか。私は毎日、朝礼の時になると、心配になります。大石先生がいないとせえがないと、小ツルさんや富士子さんもいっています。男子もそういっています。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
拝啓
(
はいけい
)
益々
(
ます/\
)
御壮健
(
ごさうけん
)
奉慶賀候
(
けいがたてまつりさふらふ
)
、
随
(
したが
)
つて
貴君
(
きくん
)
御来京
(
ごらいきやう
)
の
趣
(
おもむき
)
に
御座候得共
(
ござさふらえども
)
、
実
(
じつ
)
は
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り
御大喪
(
ごたいさう
)
にて、
当地
(
たうち
)
は普通の
家
(
いへ
)
にても
参列者
(
さんれつしや
)
のために
塞
(
ふさ
)
がり、
弊屋
(
へいをく
)
も
宿所
(
しゆくしよ
)
に
充
(
あ
)
てられ、
殊
(
こと
)
に
夜
(
よる
)
のもの
等
(
とう
)
も
之
(
こ
)
れなく
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“拝啓”の意味
《名詞》
手紙の冒頭に使用される語で、謹んで申し上げる意。文末には敬具が使用される。
(context、dated)謹んで申し上げること。
(出典:Wiktionary)
拝
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
啓
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“拝”で始まる語句
拝
拝跪
拝謁
拝借
拝見
拝領
拝殿
拝眉
拝所
拝趨