“押(を)” の例文
押(を)せば開(ひ)らく片折戸(かたをりど)に香月(かうづき)そのと女名(をんなヽ)まへの表札(ひようさつ)かけて折々(をり/\)もるヽ琴(こと)のしのび音(ね)、軒端(のきば)の梅(うめ)に鶯(うぐひす)はづかしき美音(びおん)をば春(はる)の月夜(つきよ)のおぼろげに聞(き)くばかり
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
帽子 土偶中には帽子(ばうし)を戴きたるが如くに作(つく)られたる物二個有り。一は鍔の幅廣(はばひろ)き帽子をば後部にて縱に截り、鍔(つば)の端(はし)をば下の方に引(ひ)きて且つ後頭部に押(を)し付けたるが如き形(かた)なり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)