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押詰
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おしつま
ふりがな文庫
“
押詰
(
おしつま
)” の例文
鉄の
草鞋
(
わらじ
)
を
穿
(
は
)
いて歩いても、
押詰
(
おしつま
)
った晦日前、出来ないのは暮の金だ、おめえ本当に覚悟を極めたら己と一緒に死んでくれないか
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其
(
そ
)
の
年
(
とし
)
押詰
(
おしつま
)
つて
師走
(
しはす
)
の
幾日
(
いくにち
)
かは、
當邸
(
たうやしき
)
の
御前
(
ごぜん
)
、
服部式部
(
はつとりしきぶ
)
どの
誕生日
(
たんじやうび
)
で、
邸中
(
やしきぢう
)
とり/″\
其
(
そ
)
の
支度
(
したく
)
に
急
(
いそ
)
がしく、
何
(
なん
)
となく
祭
(
まつり
)
が
近
(
ちか
)
づいたやうにさゞめき
立
(
た
)
つ。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昭和×年も
押詰
(
おしつま
)
った十二月の
或日
(
あるひ
)
、仁科少佐は参諜本部の秘密会議室に呼ばれました。秘密室には参諜総長以下各部長各課長等
重
(
おも
)
だった人達がズラリと並んでいました。
計略二重戦:少年密偵
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
さ「お寒くなりました、段々
押詰
(
おしつま
)
って来るから
何
(
なん
)
だか寒さがめっきり身に
染
(
し
)
みますよ、今一杯始めた処サ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其
(
そ
)
の
年
(
とし
)
寛政
(
くわんせい
)
十
年
(
ねん
)
、
押詰
(
おしつま
)
つて
師走
(
しはす
)
の
幾日
(
いくにち
)
かは
當邸
(
たうてい
)
の
御前
(
ごぜん
)
服部式部
(
はつとりしきぶ
)
どの
誕生日
(
たんじやうび
)
とあつて、
邸中
(
やしきぢう
)
が、とり/″\
其
(
そ
)
の
支度
(
したく
)
に
急
(
いそ
)
がしく
何
(
なん
)
となく
祭
(
まつり
)
が
近
(
ちかづ
)
いたやうにさゞめき
立
(
た
)
つ。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
殊
(
こと
)
に
押詰
(
おしつま
)
った年の暮でしようがないが、金をよしにしてどうか助ける工夫はありませんか
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
どうか遅くも
押詰
(
おしつま
)
りまでには御返金致します心持ちで、お礼にも出ませんでした
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兄
(
にい
)
さんは
軟弱
(
かぼそ
)
い身体で車を挽いてるから気の毒だと思い、
猶予
(
ゆうよ
)
をして盆の払いが此の暮まで
延々
(
のび/\
)
になって来たのだが、来月はもう
押詰
(
おしつま
)
り
月
(
づき
)
ではありませんか、私も商売だから貸すもいゝが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上