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打突
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ぶつ
ふりがな文庫
“
打突
(
ぶつ
)” の例文
陸
(
りく
)
に
近
(
ちか
)
いところには、
岩
(
いわ
)
が
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
っていて、その
岩
(
いわ
)
に
打突
(
ぶつ
)
かると
波
(
なみ
)
のしぶきが、
霧
(
きり
)
となって、
夕暮
(
ゆうぐ
)
れの
空
(
そら
)
に
細
(
こま
)
かく
光
(
ひか
)
って
舞
(
ま
)
い
上
(
あ
)
がっています。
女の魚売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
中
(
うち
)
、突然にお祖父様の右手が
揚
(
あ
)
がったと思うと、煙管が父のモジャモジャした頭の中央に
打突
(
ぶつ
)
かってケシ飛んだ。
父杉山茂丸を語る
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
主人逸作が待って
居
(
い
)
そうでもあったが、ひとと話をして居るのを
好
(
よ
)
いことにして、息子の手紙の封筒を破った。そして今のような文面にいきなり
打突
(
ぶつ
)
かった。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
夢ではなく目の当りに
打突
(
ぶつ
)
かつたのですから、いくら強い私だつてどうすることも出来やう筈はありません。
嘆きの孔雀
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
字に書いたものを土台にして調べるという場合には、すぐこんな問題に
打突
(
ぶつ
)
かるのであります。
古代国語の音韻に就いて
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
▼ もっと見る
ぱたり/\と
此方
(
こちら
)
の羽目に
打突
(
ぶつ
)
かり、
彼方
(
あちら
)
の壁に打突かって蝋燭屋の裏に這入り、井戸端で。
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかし、さういふ景色に
打突
(
ぶつ
)
かることは、まあ、非常に稀だらうと思ふ。
東京に生れて
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俄然
(
がぜん
)
私は大なる疑問に
打突
(
ぶつ
)
かったんです。
あの世から便りをする話:――座談会から――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“打突”の解説
打突(だとつ)とは、剣道などにおける技のことである。
剣道では面(めん)、小手(こて)、胴(どう)、突き(つき)の四種があり、なぎなたはそれらに加えて脛(すね)の五種類がある。
(出典:Wikipedia)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀