“懲戒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうかい28.6%
みせしめ28.6%
こらしめ14.3%
ちようかい14.3%
ちようけい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この山間僻地へきちの勤務へ、懲戒ちょうかいという意味で、役付きを廻してよこしたのだという、厄介な男であった。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしのような強情かたくななものが、ドーやら熱心ねっしん神様かみさまにおすがりする気持きもちになりかけたのは、ひとえにこの暗闇くらやみ内部なかの、にもものすごい懲戒みせしめたまものでございました……。
いかなる未開の女いかなるサラチーノの女なりとて、靈またはほか懲戒こらしめなきため身を被はずして出でしためしあらんや 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
私は以前あんなに幾度も折檻せつかん懲戒ちようかいの爲めに呼びつけられてよく知つてゐるあの部屋に案内してもらふ必要はなかつた。私はベシーの前に立つて急ぐと、そつとドアを開けた。
き、き、君の態度は卑怯ひけふだ。はなは信義すんぎを欠く。た、た、誰にも言はぬなんて、づつーに言語道断であるんで、ある。わすはソノ方を五日間の停学懲戒ちようけいに処する。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)