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懐中
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くわいちゆう
ふりがな文庫
“
懐中
(
くわいちゆう
)” の例文
旧字:
懷中
神事
(
じんじ
)
をはれば人々
離散
(
りさん
)
して普光寺に入り、
初
(
はじめ
)
棄置
(
すておき
)
たる
衣類
(
いるゐ
)
懐中
(
くわいちゆう
)
物を
視
(
み
)
るに
鼻帋
(
はながみ
)
一枚だに
失
(
うす
)
る事なし、
掠
(
かすむ
)
れば
即座
(
そくざ
)
に
神罰
(
しんばつ
)
あるゆゑなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
どうせ飛び出すのだ、何しろ訪ねて見ようと銀之助は
先
(
ま
)
づ
懐中
(
くわいちゆう
)
を改めると五円札が一枚と
余
(
あと
)
は
小銭
(
こせん
)
で五六十銭あるばかり。これでも仕方がない不足の分は
先方
(
むかふ
)
の様子を見てからの事と
直
(
す
)
ぐ下に
降
(
お
)
りた。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
神事
(
じんじ
)
をはれば人々
離散
(
りさん
)
して普光寺に入り、
初
(
はじめ
)
棄置
(
すておき
)
たる
衣類
(
いるゐ
)
懐中
(
くわいちゆう
)
物を
視
(
み
)
るに
鼻帋
(
はながみ
)
一枚だに
失
(
うす
)
る事なし、
掠
(
かすむ
)
れば
即座
(
そくざ
)
に
神罰
(
しんばつ
)
あるゆゑなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そのまゝ
樹下
(
きのもと
)
に立せ玉ふ
石地蔵𦬇
(
いしのぢぞうぼさつ
)
の
前
(
まへ
)
に
並
(
なら
)
びたちながら、
懐中
(
くわいちゆう
)
より
鏡
(
かゞみ
)
を
出
(
いだ
)
して
鉛粉
(
おしろい
)
のところはげたるをつくろひ、
唇紅
(
くちべに
)
などさして
粧
(
よそほひ
)
をなす、これらの
粧具
(
しやうぐ
)
をかりに
石仏
(
せきぶつ
)
の
頭
(
かしら
)
に
置
(
お
)
く。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そのまゝ
樹下
(
きのもと
)
に立せ玉ふ
石地蔵𦬇
(
いしのぢぞうぼさつ
)
の
前
(
まへ
)
に
並
(
なら
)
びたちながら、
懐中
(
くわいちゆう
)
より
鏡
(
かゞみ
)
を
出
(
いだ
)
して
鉛粉
(
おしろい
)
のところはげたるをつくろひ、
唇紅
(
くちべに
)
などさして
粧
(
よそほひ
)
をなす、これらの
粧具
(
しやうぐ
)
をかりに
石仏
(
せきぶつ
)
の
頭
(
かしら
)
に
置
(
お
)
く。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“懐中”の意味
《名詞》
懐 中(かいちゅう)
懐やポケットの中のこと。また、その中にものを入れること。
(出典:Wiktionary)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“懐中”で始まる語句
懐中物
懐中手
懐中鏡
懐中時計
懐中紙
懐中電灯
懐中電燈
懐中絵図
懐中刀
懐中合