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惡鬼
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あくき
ふりがな文庫
“
惡鬼
(
あくき
)” の例文
新字:
悪鬼
打
(
う
)
ちつゞく
惡鬼
(
あくき
)
ばらひ、
屋
(
をく
)
を
壓
(
あつ
)
する
黒雲
(
くろくも
)
をぬぐつて、
景氣
(
けいき
)
なほしに「
明月
(
めいげつ
)
」も、しかし
沙汰
(
さた
)
過
(
す
)
ぎるから、せめて「
良夜
(
りやうや
)
」とでも
題
(
だい
)
して、
小篇
(
せうへん
)
を、と
思
(
おも
)
ふうちに……
四五人
(
しごにん
)
のお
客
(
きやく
)
があつた。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わたしの心
惡鬼
(
あくき
)
のやうに物皆かなぐり棄てて髮振り亂し
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
オヽお
前
(
まへ
)
の
留守
(
るす
)
に
差配
(
さはい
)
どのが
見
(
み
)
えられてといひさしてしばたゝく
瞼
(
まぶた
)
の
露
(
つゆ
)
白岡鬼平
(
しらをかきへい
)
といふ
有名
(
いうめい
)
の
無慈悲
(
むじひ
)
もの
惡鬼
(
あくき
)
よ
羅刹
(
らせつ
)
よと
蔭口
(
かげぐち
)
するは
澁團扇
(
しぶうちは
)
の
縁
(
えん
)
はなれぬ
店子共
(
たなこども
)
が
得手勝手
(
えてがつて
)
家賃
(
やちん
)
奇麗
(
きれい
)
に
拂
(
はら
)
ひて
盆暮
(
ぼんくれ
)
の
砂糖袋
(
さたうぶくろ
)
甘
(
あま
)
き
汁
(
しる
)
さへ
吸
(
す
)
はし
置
(
お
)
かば
下
(
さ
)
ぐる
目尻
(
めじり
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
眉毛
(
まゆげ
)
の
名
(
な
)
によぶ
地藏顏
(
ぢざうがほ
)
にも
見
(
み
)
ゆべけれど
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
惡
部首:⼼
12画
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
“惡鬼”で始まる語句
惡鬼羅刹