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情合
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じょうあ
ふりがな文庫
“
情合
(
じょうあ
)” の例文
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、その
子供
(
こども
)
がいなくなってからも、
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
って、
西
(
にし
)
の
山
(
やま
)
に
牛女
(
うしおんな
)
の
姿
(
すがた
)
が
現
(
あらわ
)
れると、
母親
(
ははおや
)
と、
子供
(
こども
)
の
情合
(
じょうあ
)
いについて、
語
(
かた
)
り
合
(
あ
)
ったのでありました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういう時には清三は皿に瓜のさいたのを二片三片入れて、食う食わぬにかかわらず、まず母親の寝ている枕もとに置いた。
母子
(
おやこ
)
の
情合
(
じょうあ
)
いは
病
(
や
)
んでからいっそう厚くなったように思われた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
家とか
位置
(
いち
)
とかいうことを、たがいに
目安
(
めやす
)
にせず、いわば人と人との結婚であったならば、自分の
位置
(
いち
)
に
失望的
(
しつぼうてき
)
な
変遷
(
へんせん
)
があったにしろ、ともにあいあわれんで、
夫婦
(
ふうふ
)
というものの
情合
(
じょうあ
)
いによって
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
冒頭
(
ぼうとう
)
に掲げた米人の言うごとく、おのおのが
潔
(
いさぎ
)
よい愛情から起算して、(親なり妻なり子なり、最も自分に近いゆえに最も自分に親しい
情合
(
じょうあ
)
いに基づいて)
己
(
おの
)
れの
日々
(
ひび
)
の事務を
怠
(
おこた
)
らず、百姓は百姓
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“情”で始まる語句
情
情夫
情婦
情人
情誼
情緒
情事
情景
情死
情無