“御歎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おなげき33.3%
おんなげ33.3%
おんなげき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御勸め申上候まゝ元來もとより惡心あくしんの有せらるゝ殿樣ゆゑ一方ひとかたならず御意にいり日々惡事のみ相談あるにより私し事も遠からず平左衞門殿の手にかゝり候はんと思ひさだめ※私し亡後なきあとは何の樣子も御存なく御歎おなげきも有らんかと存じ此事がらあら/\書殘かきのこし參らせ候なほくはしく申上度候へども少時間のひま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
羅馬法皇ろおまほふわうのやうな薔薇ばらの花、世界を祝福する御手みてからき散らし給ふ薔薇ばらの花、羅馬法皇ろおまほふわうのやうな薔薇ばらの花、その金色こんじきしんあかがねづくり、そのあだなるりんの上に、露とむすぶ涙は基督クリスト御歎おんなげき、僞善ぎぜんの花よ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
翰林学士かんりんがくし劉三吾りゅうさんご御歎おんなげきはさることながら、既に皇孫のましませば何事か候うべき、儲君ちょくんと仰せ出されんには、四海心をけ奉らんに、のみは御過憂あるべからず、ともうしたりければ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)