トップ
>
御恵
>
みめぐみ
ふりがな文庫
“
御恵
(
みめぐみ
)” の例文
旧字:
御惠
いと浅からぬ
御恵
(
みめぐみ
)
もて、婢女の罪と苦痛を除き、この
期
(
ご
)
におよび、慈悲の
御使
(
おんつかい
)
として、
童
(
わらべ
)
を
遣
(
つか
)
わし玉いし事と深く信じて疑わず、いといとかしこみ謝し奉る
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
「イエス・クリストよ。神の子よ。我等に
御恵
(
みめぐみ
)
を垂れ給へ。」先づかう唱へて、それから
頌
(
じゆ
)
を一つ
誦
(
じゆ
)
した。頌がまだ
畢
(
をは
)
らぬうちに、どこからか雀が一羽飛んで来て地の上に下りた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
『願くば
御恵
(
みめぐみ
)
を垂れ給へ!』
瞑
(
と
)
ぢた其眼の長い睫毛を伝つて、美しい露が溢れた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
謹
(
つゝし
)
んで
慮
(
おもんぱ
)
かるに
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
洽
(
あまね
)
かりし
太古
(
たいこ
)
創造
(
さう/″\
)
の
時代
(
じだい
)
には
人間
(
にんげん
)
無為
(
むゐ
)
にして
家業
(
かげふ
)
といふ七むづかしきものもなければ
稼
(
かせ
)
ぐといふ
世話
(
せわ
)
もなく
面白
(
おもしろ
)
おかしく
喰
(
くつ
)
て
寝
(
ね
)
て
日向
(
ひなた
)
ぼこりしてゐられたものゝ如し。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
永く
御恵
(
みめぐみ
)
を垂れ給へ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
「イエス・クリストよ、神の子よ、我に
御恵
(
みめぐみ
)
を垂れ給へ」と繰り返してゐた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
恵
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂