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待伏
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まちぶ
ふりがな文庫
“
待伏
(
まちぶ
)” の例文
燕作がかえってくるのを
待伏
(
まちぶ
)
せる計略か、蛾次郎はギョロッとすごい目をして
水車小屋
(
すいしゃごや
)
の裏へかくれこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仕
(
し
)
かへしには
何時
(
いつ
)
でも
來
(
こ
)
い、
薄馬鹿野郎
(
うすばかやらう
)
め、
弱虫
(
よはむし
)
め、
腰
(
こし
)
ぬけの
活地
(
いくぢ
)
なしめ、
歸
(
かへ
)
りには
待伏
(
まちぶ
)
せする、
横町
(
よこてう
)
の
闇
(
やみ
)
に
氣
(
き
)
をつけろと三五
郎
(
らう
)
を
土間
(
どま
)
に
投出
(
なげだ
)
せば、
折
(
をり
)
から
靴音
(
くつおと
)
たれやらが
交番
(
かうばん
)
への
注進
(
ちうしん
)
今
(
いま
)
ぞしる
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あの夜から毎晩、四人は螺旋階段にひそんで、怪鳥の現われるのを
待伏
(
まちぶ
)
せた。怪鳥は空から来る、新田はそう断言した。博士にも北村にも信じられなかったが、新田は確信ありげに
繰返
(
くりかえ
)
し断言した。
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
國「それは訳なく出来ますとも、
私
(
わたくし
)
が殿様に用がありますから先へ帰して下さいましといえば、
屹度
(
きっと
)
先へ帰して下さるに違いはありませんから、
大曲
(
おおまが
)
りあたりで
待伏
(
まちぶ
)
せて
彼奴
(
あいつ
)
をぽか/\お
擲
(
なぐ
)
りなさい」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“待”で始まる語句
待
待遇
待合
待乳山
待兼
待遠
待構
待受
待乳
待侘