よわり)” の例文
何しろ体がしのぎよくなったために足のよわりも忘れたので、道も大きに捗取はかどって、まずこれで七分は森の中を越したろうと思う処で五六尺天窓あたまの上らしかった樹の枝から
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
よわりになって休んでいらっしゃいましたの。
なにしろからだしのぎよくなつたゝめにあしよわりわすれたので、みちおほきに捗取はかどつて、づこれで七もりなかしたらうとおもところで、五六しやく天窓あたまうへらしかつたえだから
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)