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巨木
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きょぼく
ふりがな文庫
“
巨木
(
きょぼく
)” の例文
新月号が火星のふしぎな
巨木
(
きょぼく
)
の林を横にながめながら、まっ白い砂漠の上に砂煙をうしろへまきあげつつ着陸したところは、実に壮観であった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わたしは海面よりもずっと下に生えている
珍
(
めずら
)
しい植物を見ることができました。それらは森の中の
巨木
(
きょぼく
)
のように、
幾尋
(
いくひろ
)
もある
茎
(
くき
)
をわたしのほうへさし上げていました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
素足
(
すあし
)
草履穿
(
ぞうりばき
)
にて、その淡き姿を顕わし、
静
(
しずか
)
に
出
(
い
)
でて、
就中
(
なかんずく
)
杉の
巨木
(
きょぼく
)
の幹に
凭
(
よ
)
りつつ——
間
(
ま
)
。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
家康
(
いえやす
)
どのからもご
領地
(
りょうち
)
の
巨木
(
きょぼく
)
や
人夫
(
にんぷ
)
、おびただしい
合力
(
ごうりき
)
でございます」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いまは、運命に任せて目を
瞑
(
つむ
)
ると、
偶
(
ふ
)
と風も身も動かなく成つた。我に返ると、
鷲
(
わし
)
は
大
(
おおい
)
なる
樹
(
き
)
の
梢
(
こずえ
)
に翼を休めて居る。が、山の峰の
頂
(
いただき
)
に、さながら
尖塔
(
せんとう
)
の立てる如き、雲を
貫
(
つらぬ
)
いた
巨木
(
きょぼく
)
である。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“巨木(
巨樹
)”の解説
巨樹(きょじゅ)とは、極めて大きい樹木のこと。巨木(きょぼく)、大木(たいぼく)、大樹(たいじゅ)などともいう。どちらかというと高さより太さに主眼が置かれる言葉である。
(出典:Wikipedia)
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石