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岩頭
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がんとう
ふりがな文庫
“
岩頭
(
がんとう
)” の例文
ついに、しんぱくは、
岩頭
(
がんとう
)
のかわりに、
紫檀
(
したん
)
の
卓
(
たく
)
の
上
(
うえ
)
から
垂
(
た
)
れたのでした。そして、
星
(
ほし
)
のかわりに、はなやかな
電燈
(
でんとう
)
が
照
(
て
)
らしたのでした。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
異人は
岩頭
(
がんとう
)
に坐っている。前には大河が泡を噛んで大蛇のように走っている。それらのものの
背後
(
うしろ
)
には、
鬱々
(
うつうつ
)
と茂った緑の山が、すくすくと空に
聳
(
そび
)
えている。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
祈
(
いの
)
るがごとく、
吠
(
ほ
)
えるがごとく、雷神の滝の
岩頭
(
がんとう
)
に、
果心居士
(
かしんこじ
)
の声がこうひびいた時である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ふしぎな怪物の
啼
(
な
)
き
声
(
ごえ
)
がする。そして、すさまじい
羽
(
は
)
ばたきがそこで聞えた。見ると、ひとつの
岩頭
(
がんとう
)
に
金瞳黒毛
(
きんどうこくもう
)
の
大鷲
(
おおわし
)
が、
威風
(
いふう
)
あたりをはらい、八方を
睥睨
(
へいげい
)
してとまっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鞍馬
(
くらま
)
の
道士
(
どうし
)
果心居士、竹童をひっかかえて
岩頭
(
がんとう
)
にたち、
鞺鞳
(
とうとう
)
たる
雷神
(
らいじん
)
の滝を
眼下
(
がんか
)
にみた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“岩頭”の意味
《名詞》
岩の上または突端。
(出典:Wiktionary)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“岩”で始まる語句
岩
岩窟
岩魚
岩角
岩代
岩屋
岩石
岩壁
岩礁
岩畳