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容貌
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かほ
ふりがな文庫
“
容貌
(
かほ
)” の例文
樽野は今更のやうに大ちやんの
容貌
(
かほ
)
が祖父似であることを知つた。そして大ちやんも年をとつたな——などと思つた。
鶴がゐた家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
男
(
をとこ
)
も
女
(
をんな
)
も
法師
(
はふし
)
も
童
(
わらは
)
も
容貌
(
かほ
)
よきが
好
(
す
)
きぞとは
誰
(
た
)
れ
色好
(
いろごの
)
みの
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
なりけん
杉原
(
すぎはら
)
三
郎
(
らう
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
人
(
ひと
)
面
(
おも
)
ざし
清
(
きよ
)
らかに
擧止優雅
(
けにくからず
)
たが
目
(
め
)
に
見
(
み
)
ても
美男
(
びなん
)
ぞと
見
(
み
)
ゆればこそは
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
容貌
(
かほ
)
に自信のない三十女が、どんなに結構な
諜者
(
スパイ
)
の役目をするかは、平次もよく心得てをります。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今、
朕
(
われ
)
汝の人と
為
(
な
)
りをみるに、
身体
(
むくろ
)
長大
(
たかく
)
、
容貌
(
かほ
)
端正
(
きらきらし
)
、力能く
鼎
(
かなへ
)
を
扛
(
あ
)
ぐ、猛きこと
雷電
(
いかづち
)
の如く、向ふ所かたきなく、攻むる所必ず勝つ。即ち知る、形は則ち我が子にて、実は即ち
神人
(
かみ
)
なり。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
夫人はその方へ行つて、一寸自分の
容貌
(
かほ
)
を映して見て、復たお鶴の方へ来た。
灯火
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
芸よりは
容貌
(
かほ
)
で売れ容貌よりは男たらしの上手にていつも見番に千寿の花の咲かせしものなりしに、年頃物堅かりし金三の、四十二の厄年に祟られてや、七八年前よりはからずお艶に迷ひ出し
野路の菊
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
“容貌”の解説
容貌(ようぼう)は、人の顔立ちのことである。ルックス(looks)と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
“容貌”で始まる語句
容貌魁偉
容貌佳
容貌好
容貌望
容貌美
容貌俊知
容貌瀟洒
容貌肢体
容貌風采