トップ
>
宣
>
せん
ふりがな文庫
“
宣
(
せん
)” の例文
朝廷が尊氏討伐を決定してこれを公卿
僉議
(
せんぎ
)
に
宣
(
せん
)
したのは、十一月に入ってからのことにはちがいないが、その幾日頃であったろうか。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
保吉は
絶体絶命
(
ぜったいぜつめい
)
になった。この場合
唯一
(
ゆいいつ
)
の
血路
(
けつろ
)
になるものは生徒の質問に応ずることだった。それでもまだ時間が余れば、早じまいを
宣
(
せん
)
してしまうことだった。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宣
(
せん
)
州の節使
趙鍠
(
ちょうこう
)
もまた額の上に一塊の肉が突起しているので、珠があるのではないかと疑われていた。やがて
淮南軍
(
わいなんぐん
)
のために郡県を攻略され、趙も乱兵のために殺された。
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
第十三条 天皇ハ
戦
(
たたかい
)
ヲ
宣
(
せん
)
シ
和
(
わ
)
ヲ
講
(
こう
)
シ及諸般ノ条約ヲ締結ス
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
と、フリッツ大尉は、試験の
終了
(
しゅうりょう
)
を
宣
(
せん
)
したのであった。
人造人間の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
しか
宣
(
せん
)
すれば「夢」の靈その嚴命をかしこみて
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
刑
(
けい
)
の
宣
(
せん
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「もし、その内々の議が、宮方へ曳れ聞えたら、あるいは、朝廷方から先に、お旗上げを
宣
(
せん
)
するかもしれませぬな」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その影取りて「夢」の靈彼に向ひて
宣
(
せん
)
しいふ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
蜀帝の力ある玉音は群臣のうえにこう
宣
(
せん
)
した。朝に侍す百官は粛として
咳声
(
がいせい
)
もない。
綸言
(
りんげん
)
豈
(
あに
)
疑義
(
ぎぎ
)
あらんやと人はみな
耀
(
かがや
)
く目を以て答え、血のさしのぼる面をもって決意をあらわしていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
即ち精を呼び出し、飛翔の言を
宣
(
せん
)
しいふ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
宣
(
せん
)
君、ここにいるのは僕の義兄弟で、
郝思文
(
かくしぶん
)
という変った姓名の人でね。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宣(
宣下
)”の解説
宣下(せんげ)とは、天皇の命令を伝える公文書を公布することである。
(出典:Wikipedia)
宣
常用漢字
小6
部首:⼧
9画
“宣”を含む語句
宣言
宣教師
宣告
宣伝
御託宣
宣命
宣傳
宣示
本居宣長
託宣
院宣
名宣
宣長
万里小路宣房
宣言書
詫宣
宣叙調
宣給
宣王
惟宣
...