“宣示”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんし33.3%
せんじ33.3%
のりしめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八雲は霊覚者の宣示せんしのように、信念のあることばで云った。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれらもまた乾坤二口ふたふりをひとつにせんがため! であることはあの時、交戦のすきに首領らしい老人が宣示せんじしたところによって明らかであるが、それが、怪しきことこのうえなしと言うべきは。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
わらわいてこっちへと、宣示のりしめすがごとく大様に申して、粛然と立って導きますから、詮方せんかたなしにいて行く。土間が冷くくびすに障ったと申しますると、早や小宮山の顔色蒼然そうぜん
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)