つかさ)” の例文
大来目主おほくめぬしと、ひ持ちて仕へしつかさ、海行かば水漬みづかばね、山ゆかば草むす屍、おほきみのにこそ死なめ、かへりみはせじと言立ことだ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ここを以ちてももつかさまた、天の下の人ども、みな輕の太子に背きて、穴御子みこ一五りぬ。ここに輕の太子畏みて、大前おほまえ小前をまへの宿禰一六大臣おほおみの家に逃れ入りて、つはものを備へ作りたまひき。
つかさの手からくのがれし、 社司の子のありかを知らず。
文語詩稿 五十篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
え堪えじ、よしあし定むるつかさたるに。5165
天皇、ここに阿知の直を、始めてくらつかさ二二けたまひ、また粮地たどころ二三を賜ひき。またこの御世に、若櫻部わかさくらべの臣等に、若櫻部といふ名を賜ひ、また比賣陀ひめだの君等に、比賣陀の君といふかばねを賜ひき。