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嬢
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ふりがな文庫
“
嬢
(
こ
)” の例文
旧字:
孃
「うんにゃ、あのまた気高い処から
言語
(
ことば
)
付の鷹揚な処から
容子
(
ようす
)
がまるで姫様よ。おいら気が
臆
(
おく
)
れて口が
利悪
(
ききにく
)
い。」「その癖優しい
嬢
(
こ
)
だ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いゝ器量で大柄で人柄の
好
(
い
)
いお
嬢
(
こ
)
でげすね、お前さんが時々
異見
(
いけん
)
を云って下さるから、
何
(
ど
)
うか止してえと思うが、
資本
(
もとで
)
は無し借金は有るし何うする事も出来ねえ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いでまずこの
嬢
(
こ
)
を救い
出
(
いだ
)
さん、家の案内は心得たれば背負うて遁げんに雑作は無しと幕を掲げて
衝
(
つ
)
と出でたり。不意に驚き
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
止
(
よし
)
なさいな、貴方はあの
嬢
(
こ
)
に未練があるので…旦那は一度半治さんを掛合にお遣んなすったら縁付いたと聞いて、諦めても
矢張
(
やっぱり
)
惚れて居るので……貴方が穴掘の形は團十郎が狸の角兵衞を
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へい、あの
婆様
(
ばあさん
)
はどこへ行ったか居りません。「そうだろう。
彼奴
(
あいつ
)
もしたたか者だ。お藤を
誘拐
(
かどわか
)
して行ったに違いない。あの
嬢
(
こ
)
はまだ
小児
(
こども
)
だ。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
それ三年
前
(
あと
)
堤方村
(
つゝみかたむら
)
の
葭簀張
(
よしずっぱ
)
りに茶の給仕していた岩瀬と云う元は立派な侍の娘が、粥河様と一緒になったと云う事だが、その奥様が死んだと云うと、あのおらんさんと云う
嬢
(
こ
)
が死んだのだねえ
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あの
嬢
(
こ
)
が
饒舌
(
しゃべる
)
と一切の事が
発覚
(
ばれ
)
っちまう。宜しい銀平にお任せなさい。のう、銀平や、お前はそういうことには
馴
(
な
)
れているから、取急いで探しておあげ申しな。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
勘「なに死ねば
宜
(
い
)
いや、兎も角も
美
(
い
)
い
嬢
(
こ
)
ですねえ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お丹は脈を伺いて、「ああ
失策
(
しまっ
)
た。」と叫びしが、気を変えて
冷笑
(
あざわら
)
い、「おい
婆様
(
ばあさん
)
、お前の口に合うように料理をしたばかりに、とうとうこの
嬢
(
こ
)
を殺したよ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
女「あゝ美い
嬢
(
こ
)
だねえ、人柄がいゝねえ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“嬢”の意味
《名詞》
嬢(じょう)
女性、特に若い女性。
風俗嬢の略。
(じょん)(context、dialect)女の子。対義語:坊(ぼん)
(出典:Wiktionary)
嬢
常用漢字
中学
部首:⼥
16画
“嬢”を含む語句
令嬢
老嬢
嬢様
嬢子
貴嬢
第一嬢子
桃金嬢
阿嬢
村嬢
東洋的令嬢
鶯嬢
爺嬢
貴嬢方
錦嬢
貴嬢様
須磨子嬢
森律子嬢
愛嬢
御嬢様
御嬢
...