“阿嬢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おじょう50.0%
おむすめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿嬢おじょうは、就中なかんずく活溌に、大形の紅入友染のたもとの端を、藤色の八ツ口から飜然ひらりって、何を急いだか飛下りるように、靴のさきを揃えて、トンと土間へ出た処へ
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それも鴻家こうけ阿嬢おむすめを助けて上げたい一心だけで生きていたが——今は、そのことも、頼む者に頼み果てたし、あなたという者をこの世に見出したので、思い残りは少しもない
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)