如何どんな)” の例文
そりや、ばあや、お前が日常いつも言ふ通り、老少不常なんだから、何時いつ如何どんなことが起るまいとも知れないが、かし左様さう心配した日には
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ぼく今日けふまでをんなよろこばすべく半襟はんえりはなかつたが、むすめ此等これらしなやつたら如何どんなよろこぶだらうとおもふと、ぼくもうれしくつてたまらなかつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
一体えらい人とは如何どんな者だろう。偉いというのは何も破天荒なことをのみいう人ではない。万人の言わんとし語らんとして未だ語り得ない事実を言てくれる。これが偉いのだ。衆人に秀れた人なのだ。
イエスキリストの友誼 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
お前の阿父おつとさんは此の秩父ちゝぶの百姓を助けると云ふので鉄砲にたれたのだが、お前の量見は其れよりも大きいので、如何どんな災難がいて来ようも知れないよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
先づ第一に叔母様をばさんなどは東京を如何どんなにか賑かな処と思つて、そろ/\と自分の眼で自分の景色をつくつて居なさるだらうが、実地見ると必定きつとその想像の違つて居たことに驚かれるだらうと思ふ。
夜の赤坂 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
お熊は松島の側近くひざを進めて「ほんとにねエ、さうして御両人おふたり並んでいらつしやると、如何どんなに御似合ひ遊ばすか知れませんよ——梅ちやん、貴嬢あなたも嬉しくていらつしやいませう」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)