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大息
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おほいき
捨ていまだ一
面識ならぬ他の女と
道連になり人の爲に
殺さるゝ者が有べきやシテ梅は
如何せしぞ汝公儀の役人を
僞る
重惡者めと
叱られしにぞ憑司は今更
大息を
吐頭を
その
頃階下に
居た
學生さんが、みし/\と
二階へ
來ると、
寢床だつた
私の
枕もとで
大息をついて
申立べし如何して
能らんやと
大息吐て言けるにぞ女房は聞て大いに
驚怖長庵に
逢た話しは
容易成ざる事故決して
口外はなさるなと
豫々おまへに言置しに何故
然樣なる一大事を
坂上は、
氣拔けのした
状に、
大息を
吻と
吐いて
青年は
肩を
揺つて、
唯大息を
吐くのであつた。
私は
大息を
吐いて、
何にもいはず