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塩梅
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あんべい
ふりがな文庫
“
塩梅
(
あんべい
)” の例文
塩梅
(
あんべい
)
でも悪くはないかと、案じて様子を聞きにまいりましたのでがんすと云って、どうかお取次を願いていもんです
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
親父が
塩梅
(
あんべい
)
が悪いので
手前
(
てめえ
)
往って仕切を取って
来
(
こ
)
うというので、仕切を取りに来ましたよ、
何
(
なあ
)
んに取引先きは神田佐久間町の善右衞門が一番
大
(
でけ
)
えから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼処
(
あすこ
)
へ往って一晩や二晩は泊って来てもいゝからというが、親父が
塩梅
(
あんべい
)
が悪いからハア、早く
帰
(
けえ
)
るべいと思ってハア
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「お天気が宜く続きます、毎度あなた方のお噂ばかりいたして居りますよ、此の
塩梅
(
あんべい
)
ではお天気も続きましょう、どうも春にならなければお団子も売れませんよ」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「それが
天道
(
てんとう
)
人を殺さずというのだ、
世界
(
せけえ
)
の事ア
皆
(
み
)
んな
其様
(
そん
)
な
塩梅
(
あんべい
)
に都合よくなってるんだけれど、人間というお世話やきが出てごちゃまかして面倒くさくしてしまッたんだ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
左様
(
そう
)
だがね、
私
(
わし
)
イ三十の時から
此家
(
こっち
)
へ奉公して、六年
前
(
ぜん
)
に近所へ
世帯
(
しょたい
)
を持ったのだが、
忙
(
せわ
)
しねえ時ア斯うして
毎度
(
めいど
)
手伝に来るのさ、
一昨日
(
おとつい
)
おせゆッ
娘
(
こ
)
が
塩梅
(
あんべい
)
がわりいって
城堀
(
しろほり
)
へ
帰
(
けえ
)
ったから
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此の頃じゃアハア手紙の一本
位
(
ぐれえ
)
書ける様になったのア
前
(
めえ
)
の旦那の
御厄介
(
ごやっけえ
)
でがんすから、お
家
(
うち
)
がこうなって遠い
処
(
とけ
)
え行くてえ
事
(
こっ
)
たら
私
(
わし
)
も附いて行かないばなんねえが、
婆様
(
ばあさまア
)
塩梅
(
あんべい
)
が悪うござえまして
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私イ孩児の世話アして
草臥
(
くたび
)
れたから、次の間に
打倒
(
うちたお
)
れて寝てしまって、
夜半
(
よなか
)
に眼イ
覚
(
さま
)
すと、夫婦喧嘩がはだかって居るのサ、女の方で云うには、
好
(
い
)
い
塩梅
(
あんべい
)
に云いくるめて、旦那に
押
(
おっ
)
かぶして置いたが
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伴「これは掘出して
明日
(
あした
)
古河
(
こが
)
の旦那に売るんだ、
何
(
なん
)
だか雨がポツ/\降って来たようだな、向うの渡し口の所からなんだか人が二人ばかり段々こっちの方へ来るような
塩梅
(
あんべい
)
だから、見ていてくんねえ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伴「よし/\、それじゃア内の方をいゝ
塩梅
(
あんべい
)
にして
屹度
(
きっと
)
来
(
き
)
ねえよ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早「それア
宜
(
え
)
いな、何ういう
塩梅
(
あんべい
)
に」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
作「
塩梅
(
あんべい
)
が
悪
(
わり
)
いてえが
何
(
ど
)
うかえ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早「だから何ういう
塩梅
(
あんべい
)
だ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伴「お
前
(
めえ
)
どんな
塩梅
(
あんべい
)
だ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“塩梅”の意味
《名詞》
塩 梅 (あんばい、えんばい)
料理の味加減。
物事や身体の具合や調子。
(出典:Wiktionary)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
“塩梅”で始まる語句
塩梅式