國沴こくてん)” の例文
竺阿彌ちくあみ、めそ/\ときながら、おほせなれば是非ぜひもなし。最後さいご一言いちごんれよ、とふ。國沴こくてんなにをかふ、はむとほつするところまをせ、とあるとき
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
國沴こくてんおほいわらつて、馬鹿ばかめ、おどかしたまでだと。これをゆるし、還俗げんぞくせしめて、柳含春りうがんしゆんはいせりとふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかして國沴こくてん一偈いちげつくなんぢ流水りうすゐかへるをおくるべしとて、よつぎんじてふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)