“こくてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒点50.0%
國沴25.0%
黒天25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こんなにしするのも太陽の黒点こくてんのせいだよ」と一番、入口のカーテンに近いところに背を向けて腰を下ろしている理科大学の星尾助教授が言って、麻雀のこまをガチャガチャと、かきまわした。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
竺阿彌ちくあみ、めそ/\ときながら、おほせなれば是非ぜひもなし。最後さいご一言いちごんれよ、とふ。國沴こくてんなにをかふ、はむとほつするところまをせ、とあるとき
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
國沴こくてんおほいわらつて、馬鹿ばかめ、おどかしたまでだと。これをゆるし、還俗げんぞくせしめて、柳含春りうがんしゆんはいせりとふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
間形あいがたの女下駄に黒天こくてんの鼻緒、その鼻緒の先が切れたままで、さながら庚申様へ手向たむけをしたもののように置かれてあるのをみとめて、米友は眼を円くしました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)