国内こくない)” の例文
旧字:國内
戦争せんそうがはじまってから、時計とけいは、もう外国がいこくからこなくなれば、国内こくないでもつくらなくなったというはなしくと、正二しょうじくんは
正二くんの時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
シロクシナスを牢舎らうやれたのは、あやまり、第一国内こくないで一とう学者がくしやといふ立派りつぱの人物を押込おしこめて置くといふは悪かつた、とお心附こゝろづきになりましたから、早速さつそくシロクシナスをゆるして
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
はなしあいやかけひきが、へただったせいもありましょうが、そのころの日本にっぽん国内こくないでは、外国人がいこくじんをおいはらえといううんどうがさかんで、外国人がいこくじんをただむやみにきったりきずつけたりするじけんが
それどころか、中国ちゅうごく国内こくない生産せいさん復興ふっこうしないから、ともぐいするようになる。よわいものからまいってしまう。ちかごろ、ひとがめっきりふえたのもこんな原因げんいんがある。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)