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図抜
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ずぬ
ふりがな文庫
“
図抜
(
ずぬ
)” の例文
旧字:
圖拔
が、妙覚尼も云う通り
図抜
(
ずぬ
)
けて大きい彼の
魁偉
(
かいい
)
な容貌が、その身長との不釣り合いのために一層人を威壓したことは、想像に難くない。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
転席の余地がないので、不便な姿勢と
図抜
(
ずぬ
)
けた大声を忍ばなければならなかった二人の云う事は一々津田に聴こえた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
素気無
(
そっけな
)
い
顔
(
かお
)
には
青筋
(
あおすじ
)
が
顕
(
あらわ
)
れ、
眼
(
め
)
は
小
(
ちい
)
さく、
鼻
(
はな
)
は
赤
(
あか
)
く、
肩幅
(
かたはば
)
広
(
ひろ
)
く、
脊
(
せい
)
高
(
たか
)
く、
手足
(
てあし
)
が
図抜
(
ずぬ
)
けて
大
(
おお
)
きい、その
手
(
て
)
で
捉
(
つか
)
まえられようものなら
呼吸
(
こきゅう
)
も
止
(
と
)
まりそうな。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
身体の養生
扨
(
さて
)
又心の養生法は右の
如
(
ごと
)
しとして、身の養生は
如何
(
どう
)
だと申すに、私の身に極めて
宜
(
よろ
)
しくない極めて赤面すべき悪癖は、幼少の時から酒を好む一条で、
然
(
し
)
かも
図抜
(
ずぬ
)
けの大酒
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
図抜
(
ずぬ
)
けて大きな眼鏡をかけた材木屋の隠居も、どうやら残り惜しい顔をしている。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
時々
図抜
(
ずぬ
)
けた大きな声で先生と
云
(
い
)
う。先生には
応
(
こた
)
えた。今まで物理学校で毎日先生先生と呼びつけていたが、先生と呼ぶのと、呼ばれるのは
雲泥
(
うんでい
)
の差だ。何だか足の裏がむずむずする。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“図”で始まる語句
図
図々
図体
図星
図会
図書
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図柄
図太
図面