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噛鳴
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かみな
ふりがな文庫
“
噛鳴
(
かみな
)” の例文
あるいは神を「彼」と呼びて「
彼
(
か
)
れ怒りて我を
掻裂
(
かきさ
)
きかつ
窘
(
くる
)
しめ、我に向いて歯を
噛鳴
(
かみな
)
らしわが敵となり目を
鋭
(
と
)
くして我を
看
(
み
)
る……彼は我を
打敗
(
うちやぶ
)
りて
破壊
(
やぶれ
)
に
破壊
(
やぶれ
)
を加え、 ...
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
お互に
此処
(
ここ
)
に何して居る。其の
虹
(
にじ
)
の散るのを待つて、やがて
食
(
く
)
はう、突かう、
嘗
(
な
)
めう、しやぶらうと、毎夜、毎夜、此の
間
(
あいだ
)
、……
咽喉
(
のど
)
、
嘴
(
くちばし
)
を、カチ/\と
噛鳴
(
かみな
)
らいて
居
(
お
)
るのでないかい。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お互にここに何している。その虹の散るのを待って、やがて食おう、突こう、
嘗
(
な
)
みょう、しゃぶろうと、毎夜、毎夜、この間、……
咽喉
(
のど
)
、
嘴
(
くちばし
)
を、カチカチと
噛鳴
(
かみな
)
らいておるのでないかい。
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
歯を
噛鳴
(
かみな
)
らす音をさす。女童等、走り
近
(
ちかづ
)
く時、
面
(
つら
)
を差寄せ、大口
開
(
あ
)
く。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
が、いかな事にも、心を鬼に、爪を
鷲
(
わし
)
に、狼の
牙
(
きば
)
を
噛鳴
(
かみな
)
らしても、森で
丑
(
うし
)
の時
参詣
(
まいり
)
なればまだしも、あらたかな拝殿で、
巫女
(
みこ
)
の美女を
虐殺
(
なぶりごろ
)
しにするようで、
笑靨
(
えくぼ
)
に指も触れないで、冷汗を流しました。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
噛
漢検準1級
部首:⼝
15画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“噛”で始まる語句
噛
噛合
噛切
噛砕
噛締
噛着
噛殺
噛付
噛分
噛潰