トップ
>
口重
>
くちおも
ふりがな文庫
“
口重
(
くちおも
)” の例文
生まれつきソバケーヴィッチは
口重
(
くちおも
)
で舌廻りが悪いため、何か飛んでもない言い損いをしたものか、ちょっと見当がつかなかった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
正太
(
しようた
)
はじめて
美登利
(
みどり
)
の
袖
(
そで
)
を
引
(
ひ
)
いて
好
(
よ
)
く
似合
(
にあ
)
ふね、いつ
結
(
ゆ
)
つたの
今朝
(
けさ
)
かへ
昨日
(
きのふ
)
かへ
何故
(
なぜ
)
はやく
見
(
み
)
せては
呉
(
く
)
れなかつた、と
恨
(
うら
)
めしげに
甘
(
あま
)
ゆれば、
美登利
(
みどり
)
打
(
うち
)
しほれて
口重
(
くちおも
)
く
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
口重
(
くちおも
)
な行田は一とつことを繰返しながら酒井を連れて來た。酒井は柱のところに中腰になつて
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
口重
(
くちおも
)
げで、もの言いぶりも
吶々
(
とつとつ
)
と、風貌からして、
朴
(
ぼく
)
とつな武人である。年齢は四十がらみ。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
平日
(
いつも
)
は
口重
(
くちおも
)
な、横浜生れではあるが、お母さんは
山谷
(
さんや
)
の
八百善
(
やおぜん
)
の娘であるところの、
箏
(
こと
)
の名手である友達は、小さな体に
目立
(
めだた
)
ない渋いつくりでつつましく、クックッと笑った。
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
口重
(
くちおも
)
で人のいい乳兄弟の孫七といつまでも自分の子供と思っている乳母のお兼。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々