“前向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まへむ66.7%
まへむき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五十人ごじふにん八十人はちじふにん百何人ひやくなんにん、ひとかたまりのわかしゆかほは、すわり、いろ血走ちばしり、くちびるあをつて、前向まへむき、横向よこむき、うしろむき
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みんなが前向まへむき、いちにいさん
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
渺茫べうばうたる海面にふかが列を為してあらはれたかと思つたのは三マイル先の埠頭から二挺を一人で前向まへむきに押して漕ぐ馬来マレイ人の小舟サンパンの縦列で、彼等は見るうちにわが船を取囲んで仕舞しまつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)