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内室
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ないしつ
ふりがな文庫
“
内室
(
ないしつ
)” の例文
言はれて
内室
(
ないしつ
)
に
入
(
はひ
)
つて見ると
成程
(
なるほど
)
石は
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
紫檀
(
したん
)
の
臺
(
だい
)
に
還
(
かへ
)
つて居たので
益々
(
ます/\
)
畏敬
(
ゐけい
)
の
念
(
ねん
)
を
高
(
たか
)
め、
恭
(
うや/\
)
しく老叟を
仰
(
あふ
)
ぎ見ると、老叟
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
また、十六歳の信長には、もう
内室
(
ないしつ
)
がきまっていた。父信秀が生前に、平手
中務
(
なかつかさ
)
が
肝煎
(
きもいり
)
して、ようやく成立した婚約であった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かの
淵
(
ふち
)
に
灵
(
れい
)
ありといふは、むかし永光寺のほとりに
貴人
(
きにん
)
何某
(
なにがし
)
住玉ひしに、その
内室
(
ないしつ
)
色情
(
しきじやう
)
の
妬
(
ねたみ
)
にて
夫
(
をつと
)
をうらみ、東光が淵に身を
沈
(
しづ
)
め、
冤魂
(
ゑんこん
)
悪竜
(
あくりゆう
)
となりて人をなやまししを
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そこへ、突然、思いがけない
非謀
(
ひぼう
)
が、
内室
(
ないしつ
)
の口によって伝えられた。林右衛門は修理を押込め隠居にして、板倉佐渡守の子息を養子に迎えようとする。それが、偶然、内室の耳へ
洩
(
も
)
れた。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かの
淵
(
ふち
)
に
灵
(
れい
)
ありといふは、むかし永光寺のほとりに
貴人
(
きにん
)
何某
(
なにがし
)
住玉ひしに、その
内室
(
ないしつ
)
色情
(
しきじやう
)
の
妬
(
ねたみ
)
にて
夫
(
をつと
)
をうらみ、東光が淵に身を
沈
(
しづ
)
め、
冤魂
(
ゑんこん
)
悪竜
(
あくりゆう
)
となりて人をなやまししを
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
其後石は
安然
(
あんぜん
)
に雲飛の
内室
(
ないしつ
)
に
祕藏
(
ひざう
)
されて其
清秀
(
せいしう
)
の
態
(
たい
)
を
變
(
かへ
)
ず、
靈妙
(
れいめう
)
の
氣
(
き
)
を
失
(
うしな
)
はずして
幾年
(
いくねん
)
か
過
(
すぎ
)
た。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“内室”の意味
《名詞》
他人の妻に対する尊敬語。
(出典:Wiktionary)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“内室”で始まる語句
内室様