兩脇りやうわき)” の例文
新字:両脇
人々ひと/″\同意どういえて一時いちじくちとぢたけれど、其中そのうち二三人にさんにんべつ此問このとひめず、ソフアにうづめてダラリと兩脇りやうわきれ、天井てんじやうながめてほそくしてものもあれば
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
始め若年寄わかどしより三奉行並に立合の役人席につかるゝや大岡殿中央にすゝまれ大目附兩脇りやうわきに附て立合るゝ時大岡殿には榊原家家來伊藤半右衞門とよばれ其方の吟味ぎんみにて傳吉は罪に伏したる由然樣なるかとありければ伊藤いとうはん右衞門つゝしんで彼段々と吟味ぎんみ仕つり候處其罪明白めいはくに伏し候段相違さうゐ御座なく然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)