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先日
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こないだ
ふりがな文庫
“
先日
(
こないだ
)” の例文
「ああ偉いとも。だからお前も少ししっかりしなくちゃいけない。何だろうな、その調子ではもう
先日
(
こないだ
)
のものは飲んでしまったろうな。」
田原氏の犯罪
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
光治
(
こうじ
)
は
森
(
もり
)
の
奥
(
おく
)
にある
大
(
おお
)
きな
池
(
いけ
)
のほとりへいって
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
こうと
思
(
おも
)
ってきかかりますと、
先日
(
こないだ
)
の
少年
(
しょうねん
)
がまた
池
(
いけ
)
のほとりで
絵
(
え
)
を
描
(
か
)
いていました。
どこで笛吹く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わてがこれを先生に納めたのは、つい
先日
(
こないだ
)
のことだしたが、その時の値段が確か千五百円だしたぜ。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そんな
頑丈
(
がんじょう
)
な身体をしているし、辛抱強いのに、机の前で
萎
(
いじ
)
けてるのはつまらないじゃないか。
先日
(
こないだ
)
山から見た島を借りて桃を
栽
(
う
)
えても、後の泥山を
拓
(
ひら
)
いても何かできそうじゃないか。
入江のほとり
(新字新仮名)
/
正宗白鳥
(著)
「
汝達
(
わいども
)
は
何
(
なあに
)
をしとッか。
先日
(
こないだ
)
もいっといたじゃなっか。こ、これを見なさい」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
先日
(
こないだ
)
女房が地主の旦那と一緒に町へ出かけて行って、夜になってから帰って来たことがあったが、その日曜日には、彼女が
木理
(
もくめ
)
リボンをつけ、
薄紗
(
うすしゃ
)
のショールをかけていたのを彼は思いだした。
麦畑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
私から
訊
(
たず
)
ねてよこした再三再四の手紙に対する返事で一向要領を得なかったのでも、それがわかっているし、今度京都に来て、
先日
(
こないだ
)
から、
祇園町
(
ぎおんまち
)
の茶屋で久しぶりに
逢
(
あ
)
った時にも、それを言うと
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
二三日
脱
(
はず
)
されない用があるんだとか言ッていたんだからね。
明後日
(
あさッて
)
あたりでなくッちゃア、来ないんだろうと思うよ。
先日
(
こないだ
)
お前さんのことをね、久しく逢わないが、吉里さんはどうしておいでだッて。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
「一寸聞いてみて呉れ給へ。実は
先日
(
こないだ
)
から君が
下
(
くだ
)
つて来るのを待ちくたびれて居たのだ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「二階の花魁で、借りられない者はあるまいよ。三階で五人、
階下
(
した
)
にも三人あるよ。
先日
(
こないだ
)
出勤した八千代さんからまで借りてるんだもの。あんな小供のような者まで
欺
(
だま
)
すとは、あんまりじゃアないかね」
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“先日”で始まる語句
先日中
先日来