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便
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すなは
ふりがな文庫
“
便
(
すなは
)” の例文
〔譯〕心は
現在
(
げんざい
)
せんことを
要
(
えう
)
す。事未だ來らずば、
邀
(
むか
)
ふ可らず。事已に
往
(
ゆ
)
かば、
追
(
お
)
ふ可らず。
纔
(
わづ
)
かに追ひ纔かに邀へば、
便
(
すなは
)
ち是れ
放心
(
はうしん
)
なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
胸中
一戀字
(
いちこひじ
)
を
擺脱
(
はいだつ
)
すれば、
便
(
すなは
)
ち十分爽淨、十分自在。人生最も苦しき處、只〻是れ此の心。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
便
(
すなは
)
ち宮の夫の愛を受くるを
難堪
(
たへがた
)
く苦しと思知りたるは、彼の写真の
鏡面
(
レンズ
)
の前に
悶絶
(
もんぜつ
)
せし日よりにて、その恋しさに
取迫
(
とりつ
)
めては、いでや、この富めるに饜き、
裕
(
ゆたか
)
なるに
倦
(
う
)
める家を棄つべきか
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
欧詩に云ふ、「雪裏花開いて人未だ知らず、摘み来り相顧みて共に驚起す。
便
(
すなは
)
ち
須
(
すべか
)
らく酒を索めて花前に酔ふべし、初めて見る今年の第一枝」と。初めただ桃花に一種早く開く者あるのみと
謂
(
おも
)
ひき。
放翁鑑賞:06 その六 ――放翁絶句十三首和訳(つけたり、雑詩七首)――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
〔譯〕
經
(
けい
)
を讀むは、宜しく我れの心を以て經の心を讀み、經の心を以て我の心を
釋
(
しやく
)
すべし。然らずして
徒爾
(
とじ
)
に
訓詁
(
くんこ
)
を
講明
(
かうめい
)
するのみならば、
便
(
すなは
)
ち是れ終身
曾
(
かつ
)
て讀まざるなり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
▼ もっと見る
便
(
すなは
)
ち以て少陵に追配せんとする、可ならんや。
放翁鑑賞:07 その七 ――放翁詩話三十章――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
時時
是
(
かく
)
の如くば心
便
(
すなは
)
ち
放
(
はな
)
たず。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
便
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“便”を含む語句
小便
便所
便宜
方便
郵便局
大便
便宜上
便乗
郵便配達
音便
郵便船
不便
穏便
郵便
郵便函
便々
軽便鉄道
郵便脚夫
便次
御方便
...