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付人
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つけびと
ふりがな文庫
“
付人
(
つけびと
)” の例文
なぜならば、従来の関係上、この姫路の内にも、
御着
(
ごちゃく
)
の小寺家から
付人
(
つけびと
)
として来ている
外籍
(
がいせき
)
の家臣も多く交じっていたからである。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうして、あれほどきびしい平家の
付人
(
つけびと
)
の眼を
晦
(
くら
)
ましたか、関東へ
逃
(
のが
)
れて、身を
潜
(
ひそ
)
め、今では、
奥州
(
みちのく
)
の藤原
秀衡
(
ひでひら
)
の
懸人
(
かかりゅうど
)
になっているとやら……」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「よいか、人目につかぬ夜のうちがよかろうぞ。郎党には
米田
(
よねだ
)
金
(
きん
)
八
郎
(
ろう
)
・
何児小左衛門
(
かにこざえもん
)
・
岩成兵助
(
いわなりひょうすけ
)
の三名を
付人
(
つけびと
)
としてつかわすほどにな。……山の
尼院
(
にいん
)
へ」
日本名婦伝:細川ガラシヤ夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
木下助右と
勘解由
(
かげゆ
)
の
付人
(
つけびと
)
二人も、見殺しにしながら、池田監物を、家臣にもらいたいなどといっているようでは、まだまだ、
性根
(
しょうね
)
がついていないと見える。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つけなすッたのも、
遉
(
さす
)
がに、鋭い。年は若いが、あれなら、吉良殿の
付人
(
つけびと
)
として申し分はない。腕では、赤穂の浪士のうちでも、丈八郎ほどなのは少ないだろう
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そのために、木村丈八を初め、腹心の
付人
(
つけびと
)
たちは、明かに、浅野浪士へ対して、張りつめた戦意をもって、戦っている気持なのだ。丈八とても
勿論
(
もちろん
)
そうである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ふーん……さすが口のうめえお米さんも、今日ばかりはグウの
音
(
ね
)
も出ないとみえる。そうだろうよ、森啓之助様をだまくらかして、お
付人
(
つけびと
)
を
迷子
(
まいご
)
にさせて、影のような男の後を
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この茶会の人出入りには、吉良家の家臣も
付人
(
つけびと
)
たちも、又かといつも頭痛にしていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
付人
(
つけびと
)
のお前が、そんな意気地なしじゃお困りだね。ずいぶんお前も執念強く、私を
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
付人
(
つけびと
)
のおれに、寝酒ぐらいは飲ませておかねえと何かにつけてためにならねえぞ。
囲
(
かこ
)
い者のくせにしやがって、気の
利
(
き
)
かねえ女もあるものだ。よし、ひとつまたチクリチクリ嫌がらせを
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
縷々
(
るる
)
と、李逵の帰郷のいきさつを語り、また朱貴が
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
の命で彼の
付人
(
つけびと
)
として付いて来たことから、李逵の孝心もむなしく、老母を亡くしてしまった恨みなど、
逐一
(
ちくいち
)
を物語って。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
陸
(
おか
)
の
付人
(
つけびと
)
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“付”で始まる語句
付
付近
付合
付添
付纏
付着
付木
付会
付根
付焼刃