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五穀
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ごこく
ふりがな文庫
“
五穀
(
ごこく
)” の例文
城下にはだんだん人がふえてきまして、新たに家を建てる材木がたくさんいりますし、
五穀
(
ごこく
)
を作る田畑もたくさんいるようになったのです。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
第九
食物
(
しよくもつ
)
も
衣服
(
いふく
)
の
如
(
ごと
)
く
分限
(
ぶんげん
)
によるは
勿論
(
もちろん
)
なれど、
肉食
(
にくしよく
)
は
鮮
(
あざら
)
けく
新
(
あた
)
らしき
品
(
しな
)
、
野菜
(
やさい
)
は
稚
(
わか
)
き
柔
(
やわらか
)
なる
品
(
しな
)
を
擇
(
えら
)
ぶべし。よく
烹熟
(
にたき
)
して、
五穀
(
ごこく
)
に
交
(
まじ
)
へ
喰
(
くら
)
ふをよしとする
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
(——
五穀
(
ごこく
)
にも、風土にも、また唐土の文化にも恵まれぬ
奥州
(
みちのく
)
でさえ、こんな図はない)
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
稻荷
(
いなり
)
さまは
五穀
(
ごこく
)
の
神
(
かみ
)
を
祀
(
まつ
)
つたものですとか。
五穀
(
ごこく
)
とは
何
(
なん
)
と
何
(
なん
)
でせう。
米
(
こめ
)
に、
麥
(
むぎ
)
に、
粟
(
あは
)
に、
黍
(
きび
)
に、それから
豆
(
まめ
)
です。
粟
(
あは
)
は
粟餅
(
あはもち
)
の
粟
(
あは
)
、
黍
(
きび
)
はお
前達
(
まへたち
)
のお
馴染
(
なじみ
)
な
桃太郎
(
もゝたらう
)
が
腰
(
こし
)
にさげて
居
(
ゐ
)
る
黍團子
(
きびだんご
)
の
黍
(
きび
)
です。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
めでたいな、
五穀
(
ごこく
)
上
(
あが
)
りて
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
五穀
(
ごこく
)
の
実
(
みの
)
らぬ里やある
県歌 信濃の国
(新字新仮名)
/
浅井洌
(著)
北に高い山がそびえ、南に
肥沃
(
ひよく
)
な平野がひかえ、一年中暖かく日が当って、
五穀
(
ごこく
)
がよく実り、どの家も富み栄えて、人々は平和に楽しく暮らしていました。
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
それからは急に月が晴れ、
五穀
(
ごこく
)
がよく実り、国中の者が喜び楽しみました。そして満月の度ごとに、お城の門をすっかり開いて城下の者も呼び入れ、月見の会が
催
(
もよお
)
されました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“五穀”の意味
《名詞》
五穀(ごこく)
五種の主要な穀物。多く米・麦・黍・粟・豆。
(出典:Wiktionary)
“五穀”の解説
五穀(ごこく)とは、五種の主要な穀物を指す。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
穀
常用漢字
小6
部首:⽲
14画
“五穀”で始まる語句
五穀成就
五穀豊熟
五穀豊穣
五穀豊穣也