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乾肉
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ほしにく
ふりがな文庫
“
乾肉
(
ほしにく
)” の例文
舟には食料の
乾肉
(
ほしにく
)
が貯えてありましたので、女はそれを取って従卒らに食わせましたが、かれらの手はみな鳥の爪のように見えました。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其處
(
そこ
)
は
乘組人
(
のりくみにん
)
の
御勝手
(
ごかつて
)
次第
(
しだい
)
、
他
(
た
)
の
區劃
(
くくわく
)
は
彈藥
(
だんやく
)
や
飮料
(
いんれう
)
や
鑵詰
(
くわんづめ
)
や
乾肉
(
ほしにく
)
や
其他
(
そのほか
)
旅行中
(
りよかうちう
)
の
必要品
(
ひつえうひん
)
を
貯
(
たくわ
)
へて
置
(
お
)
く
處
(
ところ
)
で、
固定旅櫃
(
こていトランク
)
の
形
(
かたち
)
をなして
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして一行中の車には酒、
乾肉
(
ほしにく
)
など多量な物資まで持ってきたので、その夕は、これが全軍にねぎらわれ、久しぶりに陣地には生色がよみがえった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
道家はそこで腰から皮
籠
(
かご
)
を
解
(
と
)
いて、その中の
乾肉
(
ほしにく
)
を
執
(
と
)
って
喫
(
く
)
い、それが終ると
傍
(
かたわら
)
の木の根の枕を引寄せて寝たが、疲労しているのですぐ眠ってしまった。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
いつもひだるい腹を抱えて居るところで
尊
(
とうと
)
いラマに逢いに行くと、ラマというのは大抵皆金満家ですから昼
御膳
(
ごぜん
)
などはなかなか立派なもので、前には
乾肉
(
ほしにく
)
の山が出来て居る位。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
腰の
皮籠
(
かわかご
)
には用意の
獣
(
けだもの
)
の
乾肉
(
ほしにく
)
があるので空腹は気にしなかった。道家はどこか
祠
(
ほこら
)
でもあれば一と眠りして帰ろうと思いだした。彼は眠れるような場所はないかと思って注意しいしい歩いた。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾干
乾草