“九日目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝぬかめ50.0%
こゝのかめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指(ゆび)を屈(くつ)して見(み)ると、當日(たうじつ)は吾等(われら)が海岸(かいがん)の家(いへ)を去(さ)つてから、丁度(ちやうど)九日目(こゝぬかめ)で、兼(かね)て海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)の試運轉式(しうんてんしき)の日(ひ)と定(さだ)められたる紀元節(きげんせつ)の前日(ぜんじつ)である。
おう/\と声(こゑ)をかけ合(あ)つて纔(わづか)に未(ま)だ人種(ひとだね)の世(よ)に尽(つ)きぬのを知(し)るばかり、八日(か)を八百年(ねん)と雨(あめ)の中(なか)に籠(こも)ると九日目(こゝのかめ)の真夜中(まよなか)から大風(たいふう)が吹出(ふきだ)して其(その)風(かぜ)の勢(いきほひ)こゝが峠(たうげ)といふ処(ところ)で忽(たちま)ち泥海(どろうみ)。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)