“下(シタ)” の例文
つぎねふや 山城川を 川溯り 我がのぼれば、川の辺に生ひ立てる烏草樹(サシブ)を。烏草樹(サシブ)の樹 其(シ)が下(シタ)に生ひ立てる葉広五百(ユ)つ真椿(マツバキ)。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「モ、モ、モシ、……下(シタ)ノ方(カタ)。……オ助(タス)ケ下(クダ)サアイ。……手(テ)、手(テ)ガチギレソーダ。……アア……落(オ)チル、……落(オ)チル……」
ソコデ タウトウ イチバン イタダキニ ヰタ ツボミガ オメメヲ ヒライテ 花(ハナ)ニ ナリマシタ。ソレカラ ツギツギニ ツボミタチハ 上(ウヘ)ノ 方(ハウ)カラ 下(シタ)ノ 方(ハウ)ヘ ヒライテ イキマシタ。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
劫初(ゴフシヨ)から末代まで、此世に出ては消える、天(アメ)の下(シタ)の青人草(アヲヒトグサ)と一列に、おれは、此世に、影も形も殘さない草の葉になるのは、いやだ。どうあつても、不承知だ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
劫初(ゴフシヨ)から末代まで、此世に出ては消える、天(アメ)の下(シタ)の青人草(アヲヒトグサ)と一列に、おれは、此世に、影も形も殘さない草の葉になるのは、いやだ。どうあつても、不承知だ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
劫初(ゴフシヨ)から末代まで、此世に出ては消える、天(アメ)の下(シタ)の青人草(アヲヒトグサ)と一列に、おれは、此世に、影も形も残さない草の葉になるのは、いやだ。どうあつても、不承知だ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
下(シタ)つ界(ヨ)に来てからは、死を自在に扱ふ彼であつた。智慧と幸運とは其死によつて得た力に光りを添へる事になつて来る。焼津野の談は、やまとたけるの上にも、復活の信仰の寓(やど)つて居ることを見せる。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しづ・む、なや・む、下(シタ)・む(大阪語)
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)