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上唇
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うはくちびる
ふりがな文庫
“
上唇
(
うはくちびる
)” の例文
やゝ早口ながら、ネツチリと、ナンドリと、含み声で伯龍は、それが癖の、
上唇
(
うはくちびる
)
と下唇とをとき/″\ペロリなめ廻しながら
吉原百人斬り
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
彼は、まだ
上唇
(
うはくちびる
)
を靜かに指で撫でゝゐた。そして、その眼も、依然として夢みるやうに爐の
火格子
(
ひがうし
)
を見守つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
足
(
あし
)
は
忘
(
わす
)
れたか
投出
(
なげだ
)
した、
腰
(
こし
)
がなくば
暖簾
(
のれん
)
を
立
(
た
)
てたやうに
畳
(
たゝ
)
まれさうな、
年紀
(
とし
)
が
其
(
それ
)
で
居
(
ゐ
)
て二十二三、
口
(
くち
)
をあんぐりやつた
上唇
(
うはくちびる
)
で
巻込
(
まきこ
)
めやう、
鼻
(
はな
)
の
低
(
ひく
)
さ、
出額
(
でびたひ
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ガラツ八は少し顎を突出して、長い舌でペロリと
上唇
(
うはくちびる
)
を
嘗
(
な
)
めました。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鮟鱇
(
あんかう
)
にしては
少
(
すこ
)
し
顔
(
かほ
)
がそぐはないから
何
(
なに
)
にしやう、
何
(
なに
)
に
肖
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
るだらう、この
赤
(
あか
)
い
鼻
(
はな
)
の
高
(
たか
)
いのに、さきの
方
(
はう
)
が
少
(
すこ
)
し
垂
(
た
)
れさがつて、
上唇
(
うはくちびる
)
におつかぶさつてる
工合
(
ぐあい
)
といつたらない
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“上唇”の意味
《名詞》
(context、anatomy) 唇のうち上方のもの。うわくちびる。
(じょうしん)昆虫の口器のうち、板状の小片。
(出典:Wiktionary)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
唇
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟