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一跨
ふりがな文庫
“一跨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひとまた
85.0%
ひとまたぎ
15.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとまた
(逆引き)
彼はいきなり戸の
梁
(
はり
)
に手をかけると、器械体操で習練した身軽さで
跳
(
と
)
びあがり、
一跨
(
ひとまた
)
ぎに跨いで用心ぶかく内側へおりて行った。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
湯は、だだっ広い、薄暗い台所の板敷を抜けて、土間へ出て、
庇間
(
ひあわい
)
を
一跨
(
ひとまた
)
ぎ、
据
(
すえ
)
風呂をこの
空地
(
くうち
)
から焚くので、雨の降る日は難儀そうな。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一跨(ひとまた)の例文をもっと
(17作品)
見る
ひとまたぎ
(逆引き)
ば
苦桃
(
にかもゝ
)
大
(
おほ
)
いに
喜
(
よろこ
)
び、
易
(
やす
)
き
事
(
こと
)
かな、
我
(
われ
)
一跨
(
ひとまたぎ
)
に
日本
(
につぽん
)
へ
推渡
(
おしわた
)
り、
三指
(
みつゆび
)
にて
桃太
(
もゝた
)
が
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
七兵衛は
螇蚸
(
ばった
)
のような足つきで不行儀に
突立
(
つった
)
つと屏風の前を
一跨
(
ひとまたぎ
)
、
直
(
すぐ
)
に台所へ出ると、荒縄には秋の草のみだれ
咲
(
ざき
)
、小雨が降るかと霧かかって、帯の端
衣服
(
きもの
)
の
裾
(
すそ
)
をしたしたと落つる
雫
(
しずく
)
も、
萌黄
(
もえぎ
)
の露
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一跨(ひとまたぎ)の例文をもっと
(3作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
跨
漢検準1級
部首:⾜
13画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一跨”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
泉鏡花
徳田秋声
柳田国男
田中貢太郎
吉川英治
岡本かの子
永井荷風
芥川竜之介