“ひとまたぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一跨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦桃にかもゝおほいによろこび、やすことかな、われ一跨ひとまたぎ日本につぽん推渡おしわたり、三指みつゆびにて桃太もゝた
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
七兵衛は螇蚸ばったのような足つきで不行儀に突立つったつと屏風の前を一跨ひとまたぎすぐに台所へ出ると、荒縄には秋の草のみだれざき、小雨が降るかと霧かかって、帯の端衣服きものすそをしたしたと落つるしずくも、萌黄もえぎの露
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やすき事かな、我一跨ひとまたぎに日本へ推渡おしわた
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)