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ひとまた
ふりがな文庫
“ひとまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
一跨
85.0%
一股
15.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一跨
(逆引き)
あたりを見廻し、
背後
(
うしろ
)
に立っている看視人の姿には気づかずに、彼は花壇を
一跨
(
ひとまた
)
ぎしてその花の方へ手を伸ばしたが、摘みとる勇気は出なかった。
紅い花
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
松山と半ちゃんは、その傘の中を
潜
(
くぐ
)
って
一跨
(
ひとまた
)
ぎの
泪橋
(
なみだばし
)
を渡った。その時
壮
(
わか
)
い男が
燕
(
つばめ
)
のように後から来て二人に
躍
(
おど
)
りかかった。壮い男は
円木棒
(
まるたんぼう
)
を持っていた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ひとまた(一跨)の例文をもっと
(17作品)
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一股
(逆引き)
すると突然聞えて来たのは、婆さんの
罵
(
ののし
)
る声に交った、支那人の女の子の泣き声です。日本人はその声を聞くが早いか、
一股
(
ひとまた
)
に二三段ずつ、薄暗い
梯子
(
はしご
)
を
駈
(
か
)
け上りました。
アグニの神
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ひとまた(一股)の例文をもっと
(3作品)
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