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一股
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ひとまた
ふりがな文庫
“
一股
(
ひとまた
)” の例文
すると突然聞えて来たのは、婆さんの
罵
(
ののし
)
る声に交つた、支那人の女の子の泣き声です。日本人はその声を聞くが早いか、
一股
(
ひとまた
)
に二三段づつ、薄暗い梯子を馳け上りました。
アグニの神
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何でも
蚊
(
か
)
でも聞かないと気が済まん。いきなり石段を
一股
(
ひとまた
)
に飛び下りて
化銀杏
(
ばけいちょう
)
の落葉を
蹴散
(
けち
)
らして寂光院の門を出て
先
(
ま
)
ず左の方を見た。いない。右を向いた。右にも見えない。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると突然聞えて来たのは、婆さんの
罵
(
ののし
)
る声に交った、支那人の女の子の泣き声です。日本人はその声を聞くが早いか、
一股
(
ひとまた
)
に二三段ずつ、薄暗い
梯子
(
はしご
)
を
駈
(
か
)
け上りました。
アグニの神
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“一股”で始まる語句
一股傷折