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一纏
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ひとまとめ
ふりがな文庫
“
一纏
(
ひとまとめ
)” の例文
土
(
つち
)
の
上
(
うへ
)
に
散
(
ち
)
らばつてゐる
書類
(
しよるゐ
)
を
一纏
(
ひとまとめ
)
にして、
文庫
(
ぶんこ
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れて、
霜
(
しも
)
と
泥
(
どろ
)
に
汚
(
よご
)
れた
儘
(
まゝ
)
宗助
(
そうすけ
)
は
勝手口
(
かつてぐち
)
迄
(
まで
)
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
た。
腰障子
(
こししやうじ
)
を
開
(
あ
)
けて、
清
(
きよ
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
土の上に散らばっている書類を
一纏
(
ひとまとめ
)
にして、文庫の中へ入れて、霜と泥に汚れたまま宗助は勝手口まで持って来た。
腰障子
(
こししょうじ
)
を開けて、清に
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
従って彼は三千代の顔や、
容子
(
ようす
)
や、言葉や、夫婦の関係や、病気や、身分を
一纏
(
ひとまとめ
)
にしたものを、わが情調にしっくり合う対象として、発見したに過ぎなかった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
従つて
彼
(
かれ
)
は三千代の顔や、容子や、言葉や、夫婦の
関係
(
くわんけい
)
や、病気や、
身分
(
みぶん
)
を
一纏
(
ひとまとめ
)
にしたものを、わが情調にしつくり合ふ対象として、発見したに過ぎなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼はふと眼を転じて、あらわな白い
腕
(
かいな
)
の傍に放り出された
一束
(
ひとたば
)
の
書物
(
かきもの
)
に気を付けた。それは普通の手紙の重なり合ったものでもなければ、また新らしい印刷物を
一纏
(
ひとまとめ
)
に
括
(
くく
)
ったものとも見えなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥