一分間いつぷんかん)” の例文
七、 大地震だいぢしんあたおよ最初さいしよ一分間いつぷんかんしのたら、最早もはや危險きけんだつしたものと見做みなられる。餘震よしんおそれるにらず、地割ぢわれにまれることはわがくににては絶對ぜつたいになし。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大地震だいぢしん遭遇そうぐうして最初さいしよ一分間いつぷんかん無事ぶししのたとし、また餘震よしん地割ぢわれはおそれるにらないものとのさとりがついたならば、其後そのご災害防止さいがいぼうしについて全力ぜんりよくつくすことが出來できよう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かくして最初さいしよ一分間いつぷんかんしのたならば、最早もはや不安ふあんおもふべき何物なにもののこさないはずであるが、たゞこれに今一いまひと解説かいせつして必要ひつようのあるものは、地割ぢわれにたいしてあやまれる恐怖心きようふしんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)