“チヨツキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ちよつき
語句割合
胴衣33.3%
襯衣33.3%
胸衣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとはネクタイ、ズボン、胴衣チヨツキ上衣コート、と苦もなく着せられ、白の手套てぶくろは胸のポツケツトに半分出して入れて置くものと教へられて、此れで装束は一先づ成りぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
咽をカラアにしめられてしきりに堅睡かたづをのむ猪首ゐくびのすわり可笑しく、胸をシヤツ胴衣チヨツキせばめられてコルセツトを着けたるやうに呼吸苦しく、全体さながら糊されし様に鯱張しやちばりかへつて
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
あいちやんはうさぎ襯衣チヨツキ衣嚢ポケツトから時計とけい取出とりだして、面白おもしろさうにそれをいてしまうなんてことを、れまでけつしてたことがないわとこゝろ一寸ちよつとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
あとからよくかんがへてれば不思議ふしぎだが、其時そのときにはそれがまつた通常あたりまへのやうにおもはれました)が、其時そのときうさぎ實際じつさい襯衣チヨツキ衣嚢ポケツトから時計とけい取出とりだして、それをてゐましたがやがしました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
田中氏は心持後に反りかへつて、胸衣チヨツキ胸釦むなぼたんいぢりながら「真理」を語つたあとの愉快さといつたやうな顔をしてゐた。