“コロ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ころ
語句割合
28.6%
哥路14.3%
児等14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四方ノ坂ヨリコロビ落チ、落チ重ナツテ死スル者、一日ガウチ五、六千人ニモ及ベリ
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを寒い雀が廂から逆さ頭をして覗いたり、小犬の哥路コロが泥足のままで掻きちらしたりした。私は一心不乱であつた。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
哥路コロといふ小犬と、黒い子鴉と村の子供たちが私の朝夕の遊び相手であつた。私が外へ出る時には子鴉と小犬とがよく後を慕つて来た。子鴉は私が歩く時も私の頭や肩の上に留つて啼いてゐた。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
否諾イナヲかも。カナしき児等コロニヌさるかも(巻十四)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宮殿、一祖廟ソビョウヲ建テ、号シテ家鬼トウヤマイ、四時牛馬ヲコロシテ、之ヲ祭ルヲ卜鬼ボッキト名ヅケ、年々外国人ヲ捕エテイケニエニソナウ。採生サイセイの類略〻ホボカクノ如シ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「我レ東ヲチシヨリ、茲ニ六年ニナリヌ、又天皇ノリテ、兇徒キョウトコロサレヌ。」と、後世つくられた、いわゆる「建国の詔」に、その事が明らかにされてある。
作家サッカドウシハ、片言満了ヘンゲンマンリョウ貴作キサクニツキ、御自身ゴジシン再検サイケンネガイマス。真偽看破シンギカンパ良策リョウサクハ、一作イッサクウシナエシモノノフカサヲハカレ。「二人フタリコロシタオヤモアル。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)